校長室だより

       〜 新緑の季節に 〜

 

今年も桜の花は入学式まで待ってはくれませんでしたが、今は鮮やかな緑の葉をしっかりと張り、いよいよ新緑の5月のスタートを喜ぶかのような印象を与えてくれます。

中学生、高校生の各学年は4月28日に遠足に出かけ、新しいクラスでの、新しい仲間との親睦を深めることができたものと思います。

児島邦宏先生の著書の中に、季節の語源を話題にしたものがあります。「冬」について次のような説明があります。「冬」というのは、自然や生命の魂が「殖(ふ)える」という「殖(ふ)ゆ」からきた言葉だと言われているそうです。冬の間に、自然や生命がどんどん殖えて、つぼみとなっていき、このつぼみが春になると、はちきれんばかりにふくらんできます。つぼみが「張る」、「張り切る」とか「張り出す」の「張る」だそうです。このはちきれんばかりに張って、外に現れてくる季節を、「春」と呼ぶようになったそうです。

何か元気をいただいたような、新しい年度に向かって大いに張り切ってみよう、そんな印象を持つお話のように思いました。新録の5月に、はち切れんばかりの春の息吹を感じながら、中学生、高校生がそれぞれの目標に向かって大きく飛躍してくれることを心から期待したいと思います。

 

平成27年5月  校長 岩本 光彦