「感動すると夢が見つかる」

 みなさん、おはようございます。本日はようこそ城北にお越しくださいました。心から歓迎申しあげます。
 さて、先日、無人探査機、ニュー・ホライズンズが冥王星まで約1万2000キロの距離まで接近して、クリアーな映像とともに、「夢」と「ロマン」と「感動」を地球まで届けてきました。9年間という長い年月をかけて、宇宙空間を飛び続け、未知の惑星まで旅を続けてきました。
 ところで、NASA(アメリカ航空宇宙局)の門には、次のような言葉が刻まれているそうです。DREAM CAN DO. 今から80年前に、この言葉が刻まれたということです。「思い描くことができれば、それは現実にできる」という意味です。ほとんどの飛行機の開発は、この言葉を見て行われたそうです。アポロ計画もマーキュリー計画も、みんなこれを見て実行されました。
 「優しさ」「憧れ」「感動する心」は、人間がもともと持っているものだと言われています。なかでも子どもたちが持っている「優しさ」、「憧れ」、「感動」をどのようにして支え、輝かせるかが大切なことだとも言われています。
 さて、みなさんは「城北」とはどんな学校のイメージをお持ちでしょうか。広島には男子の中高一貫校が数校ありますが、まず私たちは「城北」のオリジナリティを大切にしたいと思っています。
 「グローバル・マインドを持ち、さわやかな挨拶ができ、真剣に学びに向かい、部活動も学校行事も頑張る生徒」これが城北の育てたい生徒像です。もちろん、入学生すべての将来の希望は海外も含めた大学進学にあります。でも、私たちは、やみくもに、大学合格だけに焦点をあてているわけではありません。部活動や学校行事も頑張る生徒は、自ずと「学習意欲」が高まっていきます。運動部、文化部いずれの顧問の先生方も、こうした特別活動は学習意欲の原動力という強い信念を持って指導にあたってくれています。
 また、私たちは、すべての子どもたちを同じ鋳型に入れて、一方的な進路指導を行おうとは考えていません。
 「7」の力でお預かりしたお子さんは「8」に、「9」の力でお預かりしたご子息は「10」へと、竹は竹の性格を生かして、松は松の特徴を生かして、個々の生徒の持つ可能性を最大限に引き上げること、これが6年後の城北健男児として大きく未来へ羽ばたいていく力になります。
 これからは自分の生き方は自分で決めて、三叉路に来れば、どちらに曲がるべきか、自分で決断する力がとても大切になります。21世型の教育改革が問うているものは、まさにそういう力だと思います。身に付けた知識を活用して、それを問題を解決する力へと繋げる力を育てたいと願っています。すでに動き始めている教育改革に、充分対応できると体力も蓄えつつあると自負しております。
 今年度は、授業を体験していただくコーナーも新設しました。等身大の城北を肌で感じていただき、将来設計のヒントを差しあげる機会となれば幸いです。
 本日は、誠にありがとうございました。