校長室だより

       〜 記念日の由来 〜

 

We don’t live alone. We are members of one body. We are response for each other.

「人間はひとりで生きているのではない。誰もが社会の一員である。互いに責任をもつべきなのだ。」

これはユネスコ代表、イギリス演劇協会会長などを歴任した、イギリスの小説家であり劇作家でもある、ジョン・B・プリーストリーの残した言葉です。

先月は中学3年生、高校2年生はそれぞれ国内、国外で修学旅行を体験して大きく成長して帰って来ました。その土地の人々との出会い、生活様式、文化の違いなど海外であればなおさらのこと、改めて自分を見つめる貴重な体験になったものと思います。まさに冒頭紹介したプリーストリーの言葉通り、ボーダーレス化、グローバル化に拍車がかかろうとも、人として大切にしていかなくてはならないことだと思います。

さて、10月はすでに過ぎ去ってしまいましたが、10月10日にさかのぼってこの祝日を見ると、いろいろと面白いことが書いてありました。みなさんはこの日が元々「体育の日」だということは良く知っていると思いますが、この日は記念日の宝庫のような日だと書いてありました。まず、一つは「缶詰の日」です。明治10年10月10日、北海道でサケの缶詰工場が開設された日なのだそうです。また、「鮪の日」にもなっています。これは8世紀の奈良時代にできた万葉集という日本でいちばん古い歌の本に、山部赤人という歌人が鮪を歌ったのがこの日だと言われているそうです。「釣りの日」でもあるそうです。なぜだかというと、関東では魚のことを「おとと」ということからそう読めるこの日を「釣りの日」と定めたのだそうです。もう一つは、「目の愛護デー」になっています。10という数字を縦にすると眉と目玉になるからです。

ところで10月10日がなぜ「体育の日」になったかです。実は、今から53年前の1964年10月10日に、東京オリンピックの開会式が行われ、その日を記念して設けられたのです。女子バレーボールチームは、独特の戦法から「東洋の魔女」と言われていました。東京で2度目のオリンピックが開催されます。エンブレムなどでいろいろと騒がれていますが、世界の人々が一つになって、平和を誓い合う祭典になればと心から願ってやみません。

 

平成27年11月  校長 岩本 光彦