校長室だより

       〜 記念式典に出席して 〜

 

本校が5年前に姉妹校縁組をした韓国の啓聖(ケソン)高等学校が、このたび街中から郊外へと校舎を新築、移転し、新たに110年目の歩みを始めるにあたって、お祝いの式典に招待を受け、先月28日から30日まで韓国の大邱広域市に行ってきました。旧校舎は市の重要文化財に指定されるだけあって、蔦の絡まる重厚な建築物であり、数々の著名人を輩出している学校です。キリスト教の教えが根底に流れ自分を大切にしながら人を敬うといった校訓が漂っていました。

記念式典は29日の午前10時から始まりましたが、新しい校舎の中庭に高校生全員が集まり、200名を超える来賓のもと華やかな式典が催されました。本学園の中本理事長と中・高等学校国際部長のブランチ先生もともに出席し、中本理事長の韓国語の挨拶の際には、出席者から大きな歓声とともに拍手喝采をいただきました。啓聖高校では1、2年生は午後10時まで、3年生は11時まで授業や補習に全員が参加し、夕食も学校でとりながら自己実現に向けて勉強に励んでいるそうです。そうした中でも明るく、朗らかで、屈託のない生徒たちの様子に心が和む思いでした。

グローバルの時代に生きる若者を育てることは、手法はそれぞれ独自であっても大切にすべきことは変わらない、ということを感じた3日間でした。

今月19日から啓聖高校の生徒10名が本校のホームステイを引き受けてくださったご家庭に滞在しながら交流します。これからも未来志向の観点から末長いお付き合いが続くことを願っています。

 

平成28年7月  校長 岩本 光彦