校長室だより

〜未熟な探求者と呼ばれないように 〜

 昨日3月1日、230名の高校生が城北から広い世界に雄々しく羽ばたいていきました。卒業生代表の「決意の言葉」の中には、城北での生活をまんべんなく網羅し、感動体験、頑張り、挫折、立ち直り、そして感謝という言葉に集約されるようなすばらしい決意を声高らかに読み上げてくれました。教師になってよかった、と思える瞬間が何回かあるものですが、まさに昨日の卒業式はそのことを心の底から実感できるものでした。幼く、小さかった中学生が立派な城北健男児となって巣立っていきました。

 3月号は今年度最後の校長だよりとなります。これまでもおりに触れてフランシス・ベーコンの言葉を引用してきました。

 They are ill discoverers that think there is no land, when they can see nothing but sea.

 「海以外は何も見えないからといって陸がないと思うのは、未熟な探求者である。」。

 人生の大海原を前に、探し求めるものが見つからないと嘆いたり、不満をもらしたりする人々への戒めの言葉です。今回巣立って行った230名は全員、このベーコンの言葉にある未熟な探求者にはなることはない、と心から確信した次第です。いつもそっと支えてくださった保護者の皆様、同窓生の皆様、暖かく声をかけてくださった地域の皆様、本当にありがとうございました。4月には中学1年生、高校からの入学生が新たな仲間入りをします。私もこのベーコンの言葉を自分への戒めとして新たな年度を迎えたいと思います。

 平成28年度、本当にたくさんのご支援、ご理解を賜りありがとうございました。心からお礼を申しあげて今年度最後の校長だよりを閉じたいと思います。

 

平成29年3月  校長 岩本 光彦