「海賊王に俺はなる!出来るかどうかじゃない。なりたいからなるんだ。」

 One Pieceのルフィーのセリフです。彼が事あるごとに口にする「海賊王に俺はなる。」普通は、「俺は海賊王になる」と言うところですが、倒置法で、その目的がはっきりしています。夢を夢として語るのではなく、自分がどうありたいのか、どうなりたいのか、それをはっきりと口に出して言ったり、書いたりすることは、夢の実現への第一歩です。
 サッカーの本田圭佑選手も自分の「夢ノート」に、目標を具体的に書き出すことが実現につながると書いています。この夏休みに何冊か本を読みましたが、開智未来中学・高等学校の関根校長先生が、「学びのサプリ」という著書の中で、この「夢」について同じようなことを述べています。この本には「きっと偏差値が10上がる希望の学習法」という副題が付いています。その「夢見る勇気」という単元で、先生は次のように述べています。

 「たくさんの夢を持っている人がいます。一方で夢のみつからない人もいます。誰もが夢をもてるわけではありません。夢みるための力が必要だからです。今の若い人には夢がないと大人たちは言います。夢を持ちづらい社会かもしれませんが、そもそも夢を見る力を育てていないことが原因ではないかと私は考えています。夢はやる気の素になる大切なもの。その割には夢の技法についてあまり考えられていないのです。」と。

 シンガーソングライターの中島みゆきさんは「夢みる勇気」という曲をつくり、この「勇気」を「ちから」と読ませています。「夢」をみるためには「ちから」が大切な要素の一つだと語っています。先ほどの本田選手の手法である、夢をノートに書き出してみること、これも目標を具体的に書き出すことで、実現につながると述べています。ソフトバンク社長の孫正義氏も若い頃を振り返ってこんなことを語っています。「最初にあったのは夢と、そして根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった。」と。幸せになるには、幸せになるための訓練が必要だ、という言葉がありますが、「夢」も同じような次元で考えてみるのも大切だと思いました。
 さて、2学期です。1学期に積み残した課題はないでしょうか。大きな行事も控えています。年間で一番長い学期ですが、心に残る学期となるよう、ともに前に進んでいきましょう。