校長室だより

 8月も終わり暦のうえでは秋も深まっていくはずですが、連日の猛暑・酷暑に体がなかなか順応しにくい印象です。春を感じないまま夏になり、秋を感じないまま冬になるのでしょうか。

 さて、9月号のタイトルを「Butterfly」としました。蝶々は蛾も含めて人類よりは、はるか昔の太古の時代より生息していたのではないかとも言われているそうです。

 ところでButterflyは分解すると「バター」と「虫」になりますが、flyはともかく何故Butterと繋がるのでしょうか。榛村重人さんの説明を読むとその語源には諸説あるそうですが、「妖精や魔女はミルクやバターが好きで、魔女が蝶々に扮する」という説もあるそうです。

 また榛村さんは「The butterfly effect」(バタフライ効果)という成句を、「南米の蝶々が羽ばたくことでアメリカに竜巻が発生する」というたとえ話も紹介しています。英語ではChaos(カオス)のことですが、初期条件の小さなズレが、時間と共にどんどん拡大する様子を蝶々の羽ばたきをもとに世界に及ぼす影響を説明するものです。

 ところでこの度新たに就任された上野理事長から、アジア圏と日本に分類した極めて貴重な蝶々の標本を20ケース寄贈いただきました。昆虫類の好きな子どもたちの中には目を輝かせて眺める者、以前紹介した昆虫博士君は名前や、いかに貴重な種類なのかということをあらゆる角度から説明してくれました。

 たくさんのケースを全て紹介できませんが、科学部生物班の生徒や放送部の生徒たちにも持ってもらい、HPでこのたび紹介することとしました。機会をとらえてこの貴重な標本を来校いただいた方々にも見ていただける工夫を考えていきます。

 ご寄贈いただいた理事長さんには、生徒たちの夢を育てる教育教材として大切に、有効に活用させていただきます。

 城北の新たな魅力がまた一つ増えたと思います。本当にありがとうございました。