東京パラリンピックで銅メダルを獲得した車いすラグビーの試合をTVで観戦した人もいるだろうと思います。メンバーの一人、長谷川勇基さん(28歳)は、本校の卒業生です。

昨年赴任したばかりの私は、在学中の彼と直接会ったことはありませんが、高校3年時の事故で脊椎損傷という重大なハンディーを負いながら、リハビリを通じて両腕の機能を回復し、車いすラグビーの日本代表としてパラリンピックに出場するまでになられました。その間、ご本人が経験した苦労や努力は、言葉で表現できるものではないと思います。ひたすら頭が下がります。

 電話で挨拶とお祝いを伝えた後、長谷川さんには母校の後輩に向けて一言メッセージをお願いしました。

「挑戦する心を忘れずに。」

 控えめでしたが、説得力のある語調で語っていただきました。

 別の場面でのインタビューには次のような言葉もありました。「自分にとってはこれがスタート。パリ大会に向け、明日からしっかりやっていきたい」(中国新聞8月30日の記事より)

 一つの山を越えたら、目の前に聳える次の山。それをしっかり見据えた長谷川さんに勇気をいただきました。今後のご健闘とご活躍をここ広島から祈っています。

 

コロナに憂いながらも季節は確実に移ります。

9月の雨の後に待っている、こんな風景をお楽しみに。